【リレーエッセイ(トレーナー10)】ある朝の出来事

【リレーエッセイ(トレーナー10)】ある朝の出来事

埼玉心理リハビリテイション研究会
動作法心理相談みやしろ
島村 隆博

 その日、朝起きるといつも通り、動作法をしようとヨガマットに立ちました。
が、ふと何か違和感を感じ、気がつくと右腕がなくなっていました!?
 でも、右腕の存在している感じは何となくある・・・
 そのとき、(いつもはせっかちであわてん坊の私ですが)上から何かさーっと降りてきて、(今までと全く別人の)「わたし」になり、「今、この身体に起きている異常は“現実のこと”だから、受け止めるしかないんだ。」と落ち着き払って、ゆっくりとその場に横たわって自分の身体を眺めていました。
 すると、時間にして1、2分ほどだったでしょうか、いつの間にかいつもの「自分」にもどっていました。
 数日後、脳神経外科にてMRIをとり、やはり「脳梗塞」の診断を受け、同時に脳内の太い血管が一箇所狭くなっていることもわかりました。
 後遺症は特に残りませんでしたが、“血液をさらさらにする薬”は飲み続けることになりました。

 突然の「からだ」の異常に、即座に落ち着いた「こころ」で対処できたこと・・・日々の“臨床動作法”の積み重ねのおかげだと考えています。“心理リハ”は対人援助、仲間作りはもちろんのこと、私自身何度も助けらたことがあります。
 特別支援学校の教員を定年退職して4年目、心理師として細々と開業する中で、日々(自分自分の)「命」とも向き合い、(時には腰痛とも闘いながら)、丁寧に生きる毎日です。

 高知の森實さん、バトン、ありがとうございました!

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