会長挨拶

会長挨拶

 この度、心理リハビリティションの会の会長を引き受けることになりました。今まで前会長大神英裕先生が最適任者であると確信し、会長の続投を当然と考えていましたので、私としては、驚いてしまいました。しかし、これも運命かなと思い、最後のお勤めと判断し、引き受けることに致しました。
 さて、ほぼ50年前、成瀬悟策先生ご指導の下、福岡県久留米市の精神病院聖ルチア病院での訓練キャンプが行われたことが懐かしく思い起こされます。精神病院に我々トレーナーは患者として入院の形をとり、最初の宿泊集団集中訓練キャンプが始まりました。動作法の宿泊集団集中訓練キャンプが始まったことが懐かしく思い起こされます。
 現在、コロナ禍の下、全国の動作法訓練会が休止状態に陥っています。動作法は、コロナ禍で、身体接触は最濃厚で、まさに「3蜜」の最たるものです。こうした状況下で、トレーニー自身がモニター等のモデルを活用した「自己訓練法の開発」、集団ではない親子や特定の指導者の下で実施できる「個別訓練法」の実施方法の工夫、教育機関を卒業し社会人となったトレーニーのための介護施設、「放課後等支援教室」や各種「NPO」等の社会的資源の探索と開発が課題となるでしょう。トレーナー・スーパーバイザーの養成に関しては学校教員が中心であることは勿論のこと、福祉施設職員や保護者のトレーナーとしての養成も念頭におかなければなりません。
 心理リハビリティションの会の最大の特徴は、トレーニー、その保護者、トレーナー、スーパーバイザーが一同に会し、それぞれが対等の立場で議論・討論し、その後の交流会で共に懇親を図るという、全国的にも、いや世界的にも稀なユニークな学会であるということです。この特徴を堅持しながら、共に考え、共に共感し、参加者それぞれが自己を磨き、高めていく場にしましょう。
 心理リハビリティションの会が一刻も早く開催され、皆さまと再会できることを楽しみにしています。

心理リハビリティションの会
 会長  曻地 勝人