【リレーエッセイ(トレーナー7)】
大阪大谷大学 向 晃佑
大阪大谷大学で教員をしております、向 晃佑です。筑紫女学園大学の岩男先生からバトンをいただきましたので、今回は、私の心理リハビリテイションにまつわる思い出を綴らせていただきます。
私が初めて心理リハビリテイションキャンプに参加したのは、学部3年生の頃でした。参加当初は、自分の力不足を痛感することも多くありましたが、キャンプの最後にトレーニーや保護者の方々と成果を共有できたときは、「頑張ってよかった」と心から思える瞬間でした。
大学院に進学してからは、毎週金曜日の⽇帰り訓練会、毎⽉の1泊キャンプ、そして夏や春に行われる3泊4日や5泊6⽇の⻑期キャンプなどに定期的に参加するようになり、やすらぎ荘で多くの時間を過ごしました。こうした継続的な参加を通じて、自分の学びを深める貴重な機会となりました。
心理リハビリテイションに携わるようになって、気がつけば10年以上が経ちました。これまでにさまざまな地域の月例会やキャンプに参加する機会をいただき、多くの方々と出会えたことは、私にとってかけがえのない財産です。
現在は、特別支援教育の教員養成に携わりながら、大阪の月例会やキャンプに参加しています。コロナ禍以降、大阪でも宿泊型キャンプの開催が難しい状況が続いていましたが、昨年度、5年ぶりに宿泊型キャンプを実施することができました。
思い返せば、私が初めて「なにわキャンプ」に参加したのは5年前。当時は7班編成・トレーニー37組という大所帯で、初参加の私にとって非常に衝撃的な体験でしたが、熱気あふれるキャンプで、非常に充実した時間を過ごしました。昨年度のキャンプは5班編成・トレーニー17組、期間も2泊3日と規模は半分でしたが、久しぶりの宿泊型キャンプということもあり、とても活気があり、「やっぱりキャンプっていいな」と改めて実感しました。
現在、コロナの影響もあり、キャンプや月例会へのトレーナーの参加が減少傾向にありますが、こうした活動をこれからも長く続けていくことが、私たちの使命だと感じています。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。